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Colonia Yguazú/イグアス居住区

■City, Town
Colonia Yguazú/イグアス居住区

■Date
2015/04

■Note
アルゼンチンを終え、お次はパラグアイはここイグアス居住区に。同じイグアスでもパラグアイではスペルはYで「イ」としている。というのもそもそもイグアスとは先住民のグアラニー族の言葉で「大いなる水」という意味で「Y」の部分が「水」を意味している。それをスペイン語の音に直して近い音であった「I」になっている。ちなみにパラグアイ人はグアラニー語を話す人も多いよう。で話は元り、ここは日本人長期バックパッカーにとっては天国といっても差し支えないであろう場所。移民された日本人たちとの出会い。おいしい日本食。田舎生活。綺麗な星空。そしてそれらを最上級に堪能させてくれる宿。この旅をして史上最高の宿だった。というかリゾートだった。ここはペンション園田のほうが歴史もあって有名だけど。僕の泊まった民宿小林。恐るべしホスピタリティ。気づいたら9日の滞在。ほんとはもっといたかったけど。
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■How to get there
プエルトイグアスからまずはブラジルビザを獲得すべくエンカルナシオンへ。ポサダス(エンカルナシオンに接したアルゼンチン側の国境)行きのバスに9時発に乗り5〜6時間。国境を渡るも時間が遅くなり領事館がしまっていたのでエンカルナシオンで1泊。安宿がなかなか見つからずでドミで65000グアラニー。国境で職員にもらったチラシの宿が一番安かった。次の日午前中にエステ市行きのバス、40000グアラニーに乗り30キロ地点へ。10000グアラニー払いローカルバスに乗って53キロ地点へ。民宿小林に到着。小林までの詳細は以下に。

☆ポサダス〜エンカルナシオン国境
ポサダスのバスターミナルからエンカルナシオン行きのローカルバスに乗り国境へ向かう。アルゼンチン側でスタンプを押し、またバスに乗り今度はパラグアイ側でスタンプを。パラグアイ人は入国スタンプいらないのか知らないけどパラグアイ側では彼らは降りない。で自分だけおりてスタンプをもらいに行くとバスが発車。むかついたので国境からエンカルナシオンのバスターミナルまで歩こうとしたら道行く人曰く遠いから辞めとけというので次のバスに乗ってエンカルナシオン側のバスターミナルに。後から知ったのだけどローカルバスでは半券を貰えるので、それを渡せば次のバスは無料で乗れるらしい。失敗。

☆ブラジルビザ取得
上にも書いてあるけど居住区に立ち寄る前にまずはパラグアイのエンカルナシオンを目指して移動。エンカルナシオンのブラジル領事館では午前中に申請すれば即日でビザが発行されるという多分世界最速でビザを発行してくれる所。自分の場合は1時間半程度だった。しかもバスターミナルの真裏にあるので立地も最高という場所。ビザを受け取ると即日できることは知ってはいたけど昨年のW杯の悲劇を思い出すとなんとも感慨深い。。キューバも即日で発行してくれていたら。。。
事前に必要なもの:顔写真

ちなみにアルゼンチンのプエルトイグアスでも午前中に申請すれば次の日にはビザを発行してくれる。ここはもちろんのイグアスの滝を観光する以上はみんな一泊はしていくはずなのでここで申請してしまうのもありだと思った。というか自分のコースの場合そうしたほうがはるかにお得だった。。やってしまった。

■Sights

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Casa de Kobayashi/民宿小林1
小林の外観。写真に写っている車で毎朝41キロ地点の農協まで送り迎いをしてくれる。みんなそこで朝昼の食材だったりお酒を購入してくる。

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Casa de Kobayashi/民宿小林2
小林の素晴らしいところ①:広い。15人くらいで満室になるのだけど、アクティビティがない日は基本的に宿に篭っているのだけど皆それぞれ思い思いの場所にいるので宿にいるのに意外と会わないw

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Casa de Kobayashi/民宿小林3
小林の素晴らしいところ②:おいしいご飯が食べられる。当初の目的は完全に食事。この長い長い旅で日本食がどれだけ有り難いことか、ここで買う卵は新鮮なので生で食べられるということで毎晩の卵かけごはん。日本をで2年半、、、感動はひとしお。

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Casa de Kobayashi/民宿小林4
夕食のメニューはある程度レギュラー化している。ある程度順番通りらしいけどこちらの食べたいものをお母さんに言えば作ってくれる。お寿司系(握り寿司、巻き寿司、お稲荷さん)・すき焼き・天ぷら蕎麦・そうめん・とんかつ・焼きそば・おでん・餃子・唐揚げ・BBQなどなど。個人的にはサブに並ぶメニュー達が絶品。ナスの揚げもの、オクラの炒め物。たまらんかった。

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Casa de Kobayashi/民宿小林5
小林の素晴らしいところ③:豊富なアクティビティ。近所の川に小魚を釣りに行ったり、(それは夜のオツマミに)農家に行って乗馬をしたり、週末だけあいてるラーメン屋に連れて行ってくれたり、41キロ地点の観光に連れて行ってくれたり、僻地にあるけどお父さんが毎回車をだしてくれる優しさ。以下いろいろの体験を。

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Fishing time at closing to Hostel/宿の近くで釣りを楽しむ。

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Colonia Yguazú at Point 41㎞/41キロ地点イグアス居住区1
日本人居住区なので日本語の看板

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Colonia Yguazú at Point 41㎞/41キロ地点イグアス居住区2
公園におもむろにある鳥居。

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Colonia Yguazú at Point 41㎞/41キロ地点イグアス居住区3
農協でいろんな食べ物を買う。近くの農家で作られた漬物だったり納豆だったりパンだったり。日本食材も買えるけど、土地のモノを買えるところが素晴らしい。

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Colonia Yguazú at Point 41㎞/41キロ地点イグアス居住区3
イグアス日本「匠」センター。移民の歴史が展示されてる。個人的にはその横にある巨木の丸太に驚いた。これはラパチョという木でパラグアイでけっこう生えてる木なんだけど木材として価値があるので沢山切り倒されてしまったんだそう。今見れるのは細い木だけ。で開拓を始めたばかりはこんな巨木の森があったんだとか。もうそんな森はパラグアイには存在しないらしい。今の居住区でも十分自然と共生してるように見えるけど。人間の生活=自然を壊すこと。だなと改めて。

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餅作り
小林から出荷してるお餅を手伝う。早朝なので起きるのきついけど。つきたてお餅がまた絶品だったりする。

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Riding Horse/乗馬
近くの畜産家、肉牛の飼育をしているカオルさんの所で乗馬や畜産の説明を聞ける。偶然来ていたカオルさんの甥っ子達。

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Casa de Kobayashi/民宿小林6
小林の素晴らしいところ④:僻地にある。宿からの景色。ゆっくり自然を見てるだけでも癒される。

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Night View on the roof/小林の屋上からの夜空
僻地なので明かりも少ないおかげで星が綺麗。南十字星がくっきり。お母さんが星の解説をしてくれる。

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Casa de Kobayashi/民宿小林7
小林のすばらしいところ⑤:動物。可愛い猫、犬が待ち受けている。

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His name is JohnKo/ジョン子
人が好きすぎる犬ジョン子。ジョンっていう勇ましい感じがしないからという理由で子が付いたんだとか。

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Adorable Babys/かわいすぎる子猫たち1
もうこれが最大のトラップだった。宿に来た1週間くらい前に生まれたという子猫たち。可愛すぎて宿から出られなくなるという不覚。

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Adorable Babys/かわいすぎる子猫たち2
日に日に行動範囲が広く動きも活発になる猫たち。こいつらの成長を見届けてから宿を出ようと決め。宿を出るときには階段を登れるようになっていた。(T_T)

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Adorable Babys/かわいすぎる子猫たち3
こいつがNo.1の寵愛。ああ可愛いんじゃ!

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Goodbye Amigos/出発
後ろ髪をひかれる思いだったけど。出発。奇人変人な旅人のみなさんありがとう。相変わらずシャッターの瞬間素顔になってしまう。

■Accommodation/安宿
民宿小林
http://have-a-great-time.com/kobayashi/
要予約。メールはあまり見られていないので、電話か先に泊まってる知り合いがいれば予約してもらいましょう。
 ●My Rating
:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
→神宿。
 ●Price
:50000グアラニー(+20000で晩ご飯付き・※すき焼きとBBQの日は+30000)
→長期割引は基本なし。9泊したらお母さんに割引として30000の晩ご飯を20000計算で勘定してくれた。こういう小さいサービスは気分次第であるみたい。
 ●Room
:2〜4人部屋
(その時の情況によって宛てがわられる部屋は変わる。)
 ●Bathroom
:Hot、共用(部屋ごとに設置)
 ●Wi-Fi
:有り
 ●Location
:53キロ地点
→行き方
☆エンカルナシオンからの場合
エステ市行きのバスのチケットを購入。購入時に30キロ地点までと告げておく。パラ 30キロ プロファーボール(30キロ地点へヨロシク)とでも言えば向こうも通じるのでそれで。30キロ地点の分岐点(大きなT字路)で降りたらチケット売りの人がいるので53キロ地点まで行きたいと伝えるとそのチケットを売ってくれる。オッサンはバス下車したとこか、T字の中洲みたいなとこにいる。バスが来たらオッサンが教えてくれるのでそこで待つ。乗り込む時に車掌と運転手に53キロ地点までヨロシクと言っておくとそこで下ろしてくれる。
いない場合:中洲を超えて道路を渡ってしまってアスンシオン方面に行くローカルバスが来たら手あげて乗り込む。オッサンから買うチケットのバスと同じで。車掌・運転手に告げておく。
53キロ地点の路地を100mほど奥に進むとある。エステ市側から来ると通ってきた大通りを渡って路地にいく形になる。
【30キロ分岐点】
アスンシオン方面 ← → エステ市方面
          ↓
     エンカルナシオン方面
※この辺りは住所ではなく○○キロ地点、という言い方で表すみたい。

 ●設備、他サービス
:共用キッチン
:毎朝のお買い物ドライブ
:いろんなアクティビティのオーガナイズしてくれる。
:占い(お母さんが手相と姓名判断をやってくれる)

■Next destination
To Foz do Iguaçu, Brazil

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