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Mendoza/メンドーサ

■City, Town
Mendoza/メンドーサ

■Date
2015/01

■Note
再びのワインの名産地。メンドーサに。同じく名産地でもカファジャテと違って凄いセレブ感に溢れる街並み。表参道みたいなストリートで物価も高い。ちなみに登山のため仲間達をこの街で待っていたのだけどその間に31歳の誕生日がやってくる。みんなの到着が遅れたので一人バースデーとなりワインと肉を食らいつつ少し寂しいひとときを。。でもこの街に来た目的はまさに登山のため。そんなことはどーでもいい。南米最高峰アコンカグアを攻めるために。準備でテンヤワンヤしつつ。毎晩ステーキを食らいながらその日を待っていた。
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■How to get there
トゥクマンから夜行バスで880ペソ。

■Sights

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Plaza Independencia
公園がやたらと多い。そして大きい。長閑な感じ。

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One street in Mendoza
街の中心はちょっと表参道っぽい感じの通りでいっぱい。

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One shot in Mendoza
ところどころに歴史あるだろう古い建物が

☆アコンカグア登山について
南米最高峰というネームバリューのおかげでアコンカグア登山にかかる費用はやたら高い。毎年値上がりしているらしい入山費用に加え、半ばボッタクリなんじゃないかという値段のレンタル屋、そして食料雑費、今回は3人で行って、一人あたり15万程度の費用になった。頑張って抑えたつもりだけどやはり高く感じる。。以下詳細を。

■登山開始までのざっくりした流れ
1.メンドーサのツーリストオフィスへ行きムーラ(荷上げサービス)を手配できるエージェンシーを探す、現在の雪の情報など聞けるなら聞いておく。
or
1.レンタル屋に行き必要装備を確認、フィッティング済ませ、エージェンシーを紹介してもらう、現在の雪の情報など聞けるなら聞いておく。お金は後日にしておく。
2.エージェンシーを通して入山届けの書類を作成、ムーラ費用、入山届の支払いを済ませる。現在の雪の情報など聞けるなら聞いておく。
3.支払い証明を持ってツーリストオフィスに行き入山届を発行してもらう。
4.ひと通りの情報が揃った段階でレンタル屋で最終的な必要なモノを再度吟味し支払いを。
5.食料備品を購入する。
6.持っていくモノとムーラに積むものを仕分け荷造りをする。
7.バスでアコンカグア登山の出発地へ移動。

■入山費用(20日間)※2014年12月〜2015年1月のハイシーズンの値段
US945ドル or US800ドル(※荷上げにエージェンシーを利用した場合)
→アルゼンチンペソ払いで800ドルが公定レートで6880ペソに(実質67000円くらいの値段になる、、でも高い。)

■荷上げ費用
1匹US104ドル→2800ペソくらい
ムーラと呼ばれる荷上げサービスがラバ(馬とロバをかけ合わせ)によって荷物をベースキャンプまで運ぶことができる。1匹で60キロまで運ぶことができ、このサービスを利用すると入山費用が安くなるので利用するメリットはかなり大きい。利用出来るエージェンシーは幾つかあってメンドーサのツーリストインフォで調べることができる。

■レンタル費用
上述もしているけどとにかくレンタル費用はどこの店でも高い。アコンカグア登山がタフすぎて破損が激しいってのも理由にあるけど。使い捨てでもいいならボリビアなどでフリースとか買ってきてしまったほうが安い。
※ちなみに自分達の利用したレンタル屋はクソだった。ひどすぎて死にかけるはめになってしまったので利用しないように。利用してもいいけどしっかり吟味して選ぶことをオススメします。店長店員誰もアコンカグアに登ったことがないので知識が適当すぎ。ガスストーブは標高が5500くらいになると使えないかもしれないからガソリンのストーブをレンタルしておけ。とか。。全然使えます。。色々ありすぎて今思い出してもぶん殴りたい。
→問題だったレンタル屋の場所は泊まったMonkey Hostelの隣にあるとこ。

【レンタルしたギア各種】
・テント(2〜3人用)☆/930(2人中1人分)
・ゴーグル★/350ペソ
・ダウンジャケット/960ペソ
・寝袋(-37度まで)/1570ペソ
・冬山登山用パンツ/650ペソ
・ストック/350ペソ
・プラスティックブーツ/1460ペソ
・レッグプロテクト/280ペソ
・グローブ/490ペソ
・アイゼン★/630ペソ
・ピッケル★/350ペソ
・トランシーバ★/497ペソ(3人中1人分)
・ムーラ用バック×2/490ペソ(3人中1人分)
・クッキングセット/無料(計2セット持っていった内1セットは自前)
→全部3割引してもらい、1ドル13ペソで換算してUS495ドルに。

★は今回必要なかったモノ。
ゴーグル:メガネの上に必要かと思って借りたけど曇るのでいらなかった。サングラスがあればそれで十分。
アイゼン、ピッケル:雪がほとんどなかったので必要なかった。雪の有無の情報も聞いたけど店員からはきちんと教えてもらえず3人全員レンタルしてしまった。アイゼンは雪が降るかもしれないので3つレンタルが必要かもしれないけどピッケルはハイシーズンであれば必要になるほどの雪にはならないので基本的にいらないはず。心配ならグループで一個あればいいくらい。
トランシーバ:レンタル屋の親父は重要だと言うので借りたが山でも持っている人はほとんどおらず。親父は天気を確認したりアタック前に連絡をレンジャーと取るんだと。しかしそんなことは一切なく。緊急時であればいるかもしれないがハイシーズンは人も多いので正直いらないと思う。

☆はクオリティが最悪だったモノ。
ゴミみたいなテントだった。山用のモノとして出してきたテントはどうみても普通のキャンプ用。フジロックで見かけるようなファミリー向けなテント。それどころかポールも折れていたのか適当に別のモノをあてがっているようでしっかりしない。。風がどーみても心配だったので親父に質問をするが石でしっかり止めておけば問題ないと豪語。そこまで言うなら平気なのかと思って行くも途中のキャンプ地の風でポールがしなり飛ばされそうになったりと最終キャンプ地には辿り着けず一つ前のキャンプ地からアタックを強いされるはめに。最後はアタックから戻ってきたらテントが風でポールが折れてビリビリに破ける悲惨な状態に。人のテントに泊めてもらったり、帰りのベースキャンプや他のキャンプ地でお金を払ってエージェンシーの宿舎に泊めてもらったりした。レンタル屋は弁償を請求してきたけどこっちの惨状をきっちり言い返して一銭も払わないことに。それでもホントにひどい目にあった。

【自前で用意したギア各種】
・ヒートテック上×1 下×2
・Tシャツ×3
・ソックス×3(1セットは登山向け)
・パンツ×3
・ストール
・帽子
・バックパック65L
・ガスストーブ
・マット
・スノーウェアジャケット
・トレッキング用ズボン(夏用)
・ジャージ的なジャケット(フリース的な)
・高山病の薬(ボリビアで購入したプナカップを服用)
・日焼け止め関連

■食料・備品
3人で18日間を想定して以下を購入
パスタ オートミール 袋麺 ツナ缶 玉ねぎ ニンニク トマトソース コンソメ Tパック 砂糖 塩 粉ミルク 総合ビタミン剤 水12リットル(3人分) ツナ缶 スナック ドライフルーツ パン 米 クラッカー ★粉ジュース マヨネーズ ソーセージ ★サラミ チーズ ガス缶ロング缶×2 ガソリン750ml(仲間がガソリン式ストーブを持っていたので) トイレットペーパー×8ロール(3人分)
→1人あたり600ペソ程度
※ガス缶は最終的に足りなかったのでもう1〜2缶あると安心かと思います。(不足しBCのエージェンシーに売ってくれないか頼んだらタダでもらえて助かった。)トイレットペーパーはちょっと多すぎた。
★は持ってきて予想以上に良かったと思えたモノ。

※持って行かなかったけどあれば良かったモノ
魔法瓶→アタック中は寒さで中身が凍ってしまい大変な目にあったので。

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Rental shop in Mendoza/レンタル屋
出てきたテントのクオリティが予想以上にクソなので激しいツッコミをする我々。

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Tourist Office in Mendoza/メンドーサのツーリストオフィス1
エージェンシーの紹介だったり入山届の発行をしてくれる。

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Payment for Climbing Permission/入山費用の支払い
街の至る所にあるウエスタンユニオンに併設してるPAGOで支払いをする。

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Tourist Office in Mendoza/メンドーサのツーリストオフィス2
支払証明を持って再度ツーリストオフィスに行きパーミットを取得し記念撮影。

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Permission for Climbing Aconcagua/アコンカグア入山許可書

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Shopping for Aconcagua/食料調達1
スーパーにメルカドにと1〜2日で一気に色々調達。

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Shopping for Aconcagua/食料調達2
野菜がとれなくなるのでドライフルーツを購入

■Eating

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Argentina Steak/アルゼンチンの肉
アルゼンチンと言えばの牛肉とワインを堪能する日々。戦いの前に英気を養う日々。ほんとに美味い。

■Accommodation/安宿
 ●My Rating
:☆☆☆☆
 ●Price
:70ペソ(3日以上滞在で、受付に事前に言わないとこのPriceにはならない。)
 ●Room
:ドミトリ
 ●Bathroom
:共用
 ●Wi-Fi
:有
 ●Location
:プラサインデペンデンシアから2ブロック、Sarmiento通り沿い。Peru通りの先。
 ●設備、他サービス
:ロッカー
:共用キッチン
:ツアー手配
:朝食付き
:プール付き

■Next destination
To Aconcagua

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