スキップしてメイン コンテンツに移動

Pankisi, Jokolo/パンキシ渓谷 ジョコロ村

■City, Town
Pankisi, Jokolo/パンキシ渓谷 ジョコロ村

■Date
2015/08

■Note
前回あえなく失敗に終わったオマロ行き。ひょっとしたら天気の回復、道も直るかもしれないと淡い期待を抱きつつ2日間ほど別の街に行こうという話でパンキシ渓谷にあるジョコロ村へ。パンキシは住民のほとんどがイスラム教徒でありチェチェン人が数多く住む一帯で、かつてのチェチェン紛争の時はゲリラの巣窟、養成キャンプも行われていたという場所。その後グルジア軍による掃討作戦でゲリラ達はいなくなり安全になったという。そんな背景からか旅行者はまだまだ珍しく行ってみるとひたすらに凝視されたり熱烈な歓迎を受けたり、最近こういった経験ができていなかったので刺激的な滞在だった。ジョコロ村については無名時代に戦場カメラマンの渡部陽一氏も当時ここに取材に来ており、ここからロシアを目指しチェチェン入りを狙っていたそう。聞いた話だと1年くらい前にかつて取材した場所にもう一度訪れてみる、といったドキュメントが日本で放映されていたらしくその影響で日本人客もちょいちょい増えてきているらしい。日本では変にタレント化して扱われてるけどもう少しこの人の本職というか精神にスポットを当ててほしいよね。
IMGP8179

■How to get there
テラビのマルシュ乗り場から1時間半ほど、2ラリ。

■Sights

IMGP8181
Main Street on Jokolo/ジョコロ村メインストリート
舗装はされてるけど牛がゆったり歩いてたり時間の流れがゆっくり。

IMGP8177
One shot in Jokolo/ジョコロ村の情景1

IMGP8193
One shot in Jokolo/ジョコロ村の情景2
ほんとにかつてのテロリストの巣窟だったのかと疑いたくなるほど簡素な村。

IMGP8254
One shot in Jokolo/ジョコロ村の情景3

IMGP8124
People in Pankisi/パンキシの人たち1
村に到着後、散歩をしようと歩くこと5分、門からおじーちゃんがこっちに来いと手を招く。行ってみるとコニャック飲んでいかねーか?と、じゃあお言葉に甘えてと中に入るとここで待ってろって。数分後、手にコニャックを持って帰ってくるジーちゃん。家にあるんじゃないのかいw わざわざ僕らのために買ってきてくれる優しさ。が、ショットグラスに注いでくれるのだけど、これ全部毎回一気飲みしないといけないという謎システム。。ベロンベロンになる僕とカズベキから一緒のYJIさん。

IMGP8123
Pankisi Meal/じーちゃんの手作り羊のスープ
コニャックだけでなくパンも、スープも出てくる。美味しいのだがいかんせん飲み過ぎ。。

IMGP8131
People in Pankisi/パンキシの人たち2
一本あけたところで、もう一本買ってこようとするジーちゃんを必死で止め。記念撮影。ジーちゃんはキスト人だという。酒を普通に飲むのでてっきりキリスト教徒のことだと思ってたらパンキシ一帯に住む人達のことで、普通にイスラム教徒だった。酒豪旧ソ連圏では戒律関係ないみたいだw

IMGP8215
People in Pankisi/パンキシの人たち3
キッズ達も突然のアジア人来訪には興味津々な様子。

IMGP8223
People in Pankisi/パンキシの人たち4
水車で石臼をひいてるところを見学。

IMGP8242
Mosque in Pankisi/パンキシのモスク
お願いしたらモスクも見学させてもらえた。

IMGP8207
Old Clock Tower/古い時計台
ジョコロ村の数少ない観光スポットの一つ。小高い丘にある。これよりも丘から眺める景色のほうがいい感じ。ちなみにちょっと歩くけど滝があってそっちのほうがいいスポットなんだそう。今回は雨が降ってしまったので行けなかった。

IMGP8210
Chechens Refugee camp ?/元チェチェンの難民キャンプ?
UNHCRのシートが張ってある家を発見。知ってる人は知ってるだろうけどこれは国連難民高等弁務官事務所の略語。この組織が率先して難民の受け入れ先の斡旋というかお願いを各国にしている。頑張って欲しい。

IMGP8250
People in Pankisi/パンキシの人たち5
組織の関係なのか悩ましいけど、そこにいた子供の一人。チェチェン難民なのかな。とりあえず美人だった。

■Eating

IMGP8137
Nazy's Meal/ナジの料理
ゲストハウスの料理は野菜中心で美味しい。

IMGP8139
Natural Grape Juice/ナチュラルグレープジュース
ナジ家自家製ぶどうジュース、ほんとに濃厚で絶品。

■Accommodation/安宿

IMGP8134
Nazys Guest House
http://nazysguesthouse.com/
公式的には村で唯一の宿。真摯なイスラム教徒なので宿内では飲酒は禁止。ちなみに村周辺を歩いてたらうちに泊まってかないかって人にも出会ったから他で民泊もいけるんだと思う。
 ●My Rating
:☆☆☆
 ●Price
:10ラリ(15ラリを値引きしてもらう。)+夕飯代10ラリ
 ●Room
:テント泊
 ●Bathroom
:Hot、共用
 ●Wi-Fi
:なし
 ●Location
:ジョコロ村にあるマーケットが2軒並んでいるところで川側に曲がる。教会を越えて1〜2分。
 ●設備、他サービス
:共用キッチン

■Next destination
To Tʼelavi

コメント

このブログの人気の投稿

Santa Elena de Uairén/サンタエレナデウアイレン & Mount Roraima/ロライマ山

■City, Town Santa Elena de Uairén/サンタエレナデウアイレン & Mt Roraima/ロライマ山 ■Date 2014/09 ■Note エンジェルフォールから更なる秘境、ギアナ高地にあるテーブルマウンテン、ロライマに行くべくブラジル国境に接した街サンタエレナへ。ここで偶然日本人数人、しかも同日に出会い目的が一緒だったメンバー5人とオーストリア人の3人(カップルと単独)、計8人でロライマ5泊6日のトレッキングに行ってきた。今回の旅は色々情報を収集した結果一番安いフランシスコという代理人(シウダボリバルのコネクションツアーズとも通じてる)を通して申し込んだ。値段の分マイナス面はあったけど、道中の素晴らしい景観、ロライマの頂上の異世界っぷり。数日に渡るトレッキングは実はこれが初めてだったのだけどとにかく楽しかった。iPhone水没して故障もするし、SUNTOの時計のバンドも千切れるし、一眼のレンズプロテクタは割れるし、プリプリという吸血蝿にはホントに苦しめられたし、最終日の筋肉痛に苦しみ。それでも。 ■How to get there シウダボリバルから夜行バス(400ボリ)で14時間ほど、ブラジル国境に接してる街なので街の直前ではバックを全部細かく開けられる厳しめの検問が。ドラッグなどの検閲が目的だろうけど、持ち込みドルはバレずに突破し街に着く。ちなみにコネクションツアーズに代理でバスチケット取ってもらったら700。。手数料高すぎでした。(まぁ夜のバスの時間までチェックアウトしなくても部屋でダラダラできたのでよしとする。) ☆5泊6日ロライマトレッキングツアー 現地で幾つかのツアー会社を回ってみたところざっくり以下な感じに 【バックパッカーツアーズ】 値段:17500ボリ(食料、テント、ポーター、送迎付き、寝袋&マットは別途1500ボリ)・人数:ミニマム4人から・備考:高いだけあってガイドのクオリティ、装備品の品質などは他ツアーより優れてると思われる。(ツアー日程がここと被っていたのでチェックすることができた)でも寝袋は羽毛ではなさそうなので寒そう。 【ミスティツアーズ】 値段:17500ボリ(食料、テント、ポーター、送迎付き、寝袋&マットは別途1500ボリ)・...

Habana/ハバナ

■City, Town Habana/ハバナ ■Date 2014/05 ■Note ケイマン諸島のトランジットで地獄の14時間を耐え、キューバは首都ハバナにやってきた。クラシックカーが普通に走行していたり、シティ・オブ・ゴッド的なボロボロの街並みや世界遺産の旧市街など、とにかく他の国にはない異質さを感じた。首都特有の詐欺やふっかけてくる奴も多いけど、ジャマイカから入ってきた自分にとって天国。夜でも好き勝手に歩ける治安の良さ、周囲に気張りする必要がない、物価の安さ、もう素晴らしい。ただとくに見所を調べてなかったのでヘミングウェイ縁の○○みたいなツーリスティックなところはほぼパスしてたよう。 ■Sights La Habana Vieja/ハバナ旧市街1 La Habana Vieja/ハバナ旧市街2 La Habana Vieja/ハバナ旧市街3 同じ旧市街でもオビスポ通り周辺は整備され観光地化している。 The Capitolio/旧国会議事堂 親米の頃にホワイトハウスに似せて作った議事堂を反アメリカ政権に使われ/が使ってしまう皮肉的な歴史。現在は老朽化のため使われていないよう。 El Castillo del Morro/モロ要塞 灯台は今も機能していて職員が往来する船と交信をいろいろやっている。とりあえず暇そうだった。 El Che en Plaza de la Revolucion/内務省庁 新市街の革命広場にあるハバナといえばの有名な内務省 旧市街から見た新市街。 Old Books/古本 アルマス広場にはキューバ、アメリカ関係の古本や時計などいろんな骨董品が売りに出されている。 ■Next destination, How to get there To Viñales 長距離バス、Viazulを利用するはずが、満席でチケットを購入できず・・その場でチケットを購入できなかった他ユーロ人達とタクシーをシェアして移動。バスで12CUC、タクシーで1台60CUC(4人なので1人15CUC)値段はちょっと高めになったけども結果的にバスの予定時刻より2時間ほど早く到着し結果オーライ。 ☆ビニャーレス行きバスについて 発車40分前くら...

La Paz/ラパス & Illimani/イリマニ

■City, Town La Paz/ラパス & Illimani/イリマニ ■Date 2014/12-2015/01 ■Note 年末年始最大のミッションを完遂すべくラパスに戻ってきた。そのミッションとはイリマニ、別名黄金のコンドルとも呼ばれている6,432mの山を登頂して初日の出を見ること。ラパスとウユニ滞在中に出会ったメンバーを半ば強引に誘い挑んで参りました。(各位ゴメンなさいw)登頂率は20%ほど。アコンカグアよりも難易度が高いとされていてボリビアで一番美しい山ともされている山。ラパス市内からも見えるボリビアの象徴。結果は、、、残念な形に終わってしまったのだけどとにかくこのイベントについては言いたいことがありすぎる!ほんとに衝撃的なことばかり。とりあえず入国して以来ずっと思ってきたことをついにぶちかまさせてもらうと、申し訳ないけどボリビアは南米で一番『民度が低い』『バカ』ばっかりであるということ。それを改めて強く思ったラパス滞在だった。貧しい国にはそれ相応の理由があるよなと思いつつ。。とりあえず人生史上一番大変な年末年始だったことは間違いないと思う。 ■How to get there ウユニから夜行バスで100ボリ、3列シートの豪華バスだったのにまさかの格安Price。 ■Sights Illimani Climbing Day1/イリマニ登山1日目・1 出発前、無駄にテンションが高い一同。 Illimani Climbing Day1/イリマニ登山1日目・2 3時間の道のりを終え、ガイドの家に着。家の裏手の丘に上りイリマニとシュート(真剣勝負)のポーズをイリマニとする私。※直前に餓狼伝を読んでいたのでご了承ください。 Illimani Climbing Day2/イリマニ登山2日目・1 ハイキャンプを目指して、まずはリャマなどが放牧されている長閑な牧草地帯を2〜3時間ほど。 Illimani Climbing Day2/イリマニ登山2日目・2 牧草エリアを終え、4500m付近から途中から岩石地帯に突入。岩場の上りの傾斜もキツクだいぶ苦しくなってくる。 Illimani Climbing Day2/イリマニ登山2日目・3 もう既に元気がない私。既にワイナポトシより苦し...